【IDC Japan調査】国内セキュリティ・ソフト市場、2010年以降は堅調に推移する見通し
IDC Japanは7月21日、国内セキュリティ・ソフトウェア市場の予測を発表した。それによると、2009年は厳しい経済環境にあるものの、2010年以降は経済環境の改善と共に回復し、堅調に推移するとIDCでは見ている。
http://www.ciojp.com/contents/?id=00005645;t=24
2008年の国内セキュリティ・ソフトウェア市場規模は、前年比成長率5.5%の1,911億円だった。IDCでは、2009年の同市場のCAGR(年間平均成長率)は4.4%と予測している、そのうち、アイデンティティ管理およびアクセス管理ソフトウェアは、日本版SOX法に伴うIT全般、業務統制などコンプライアンス強化のために継続的に拡大してきた市場である。IDCによると、同市場は、ユーザーの権限、ロールの見直しやアプリケーションへの対応など導入障壁が高く、2008年は低調だったが、2009年以降は内部統制の効率化の需要により持ち直す見通しという。
一方、セキュア・コンテンツ管理および脅威管理ソフトウェアは、セキュリティソフト・ウェア市場の5割超を占める市場である。2008年は、同市場の8割以上を占めるエンドポイント・セキュリティで、コンシューマー市場の成長率が好調だったが、企業向けウイルス対策ソフトウェア市場は低調だった。2009年以降はコンピュータの買い替えと市場拡大に伴う新規需要により、継続的なライセンス更新需要が見込まれ、低成長ながら安定した需要が続くとIDCでは見ている。
他方、セキュリティ管理および脆弱性管理ソフトウェアは、日本版SOX法やIT内部統制対策の一環として、ログ管理などのセキュリティ情報管理やポリシー違反管理などが導入されたものの、多くはログの収集/管理に留まっているという。今後はプロアクティブなセキュリティ対策の需要は高くなり、セキュリティ・ソフトウェア以外のシステム統合管理、ログ分析や脆弱性診断といった高度で専門的技術を要する製品やサービスに市場が拡大するとIDCでは予測している。
今回の発表の詳細は、同社が発行したリポート「2009年 国内セキュリティソフトウェア市場の動向:アイデンティティ/アクセス管理、脆弱性管理、セキュアコンテンツ/脅威管理」に掲載されている。
国内セキュリティ・ソフトウェア市場 セグメント別売上額予測、2008年~2013年
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