OKIコンサルティングソリューションズとクレッシェンド、業界初のExcel等スプレッドシート内部統制ソリューション「SS SOXing(TM)」を販売開始
Tokyo, Sept 12, 2008 - (JCN Newswire) - OKI(TSE:6703)の関連子会社であるOKIコンサルティングソリューションズとMicrosoft(R) Excel(以下 Excel)による業務システム開発の専門会社であるクレッシェンドは、日本版SOX法(注1)(以下、J-SOX法)等で求められるスプレッドシート(注2)の内部統制に対する業界初となる包括的ソリューション「SS SOXing(TM)(エスエス ソクシング)」を共同で開発し、本日より販売を開始します。
http://www.japancorp.net/japan/Article.asp?Art_ID=45782&sec=53
2006年、金融商品取引法の一部としてJ-SOX法が制定され、それに基づく内部統制の運用が2008年から実施されることになり、企業の内部統制の重要性があらためて認識されています。
Excelに代表されるスプレッドシートは、J-SOX法が義務付けている財務諸表の報告に関わるプロセスにおいて広く用いられており、それらはJ-SOX法の内部統制の対象とされています。このような内部統制で求められるスプレッドシートは、その他一般のスプレッドシートとは区分して管理することが求められています。金融機関を対象にした金融庁の金融検査マニュアルやFISC(注3)のシステム監査指針においても、EUC(End User Computing)(注4)環境におけるスプレッドシートの内部統制の強化指針が盛り込まれています。
Excelなどのスプレッドシートは、EUCが可能な簡便な計算手段として、企業の業務に広く定着しており、文書作成、データ整理から複雑な計算まできわめて広範囲に使用されています。しかしその使用については、内部統制の対象となるようなものであっても、設計ドキュメント作成などのプロセスを経ずにいきなりマクロ(注5)や関数を含むものが作られていたり、長期にわたりロジックの検証もされないまま使用されているといった問題があるとされています。このような状況下では、アクセス権の管理や変更・版数管理なども疎かになっているおそれがあります。
OKIグループでは、金融機関を対象とした調査の結果により、多くの金融機関がスプレッドシートの内部統制の確立が必要と考えており、そのためのツールが求められていることを確認しています。金融機関へのコンサルティング業務を手がけているOKIコンサルティングソリューションズでは、スプレッドシートの内部統制の確立を行うためには、1. 管理対象のスプレッドシートの選定、2. 管理対象のスプレッドシートのドキュメントの整備と動作検証、および 3. 管理対象のスプレッドシートの一元管理と証跡管理の3項目が必須と考えましたが、これらを包括的にカバーする簡易なソリューションは存在していませんでした。
そのため、OKIコンサルティングソリューションズは、既にExcelの内部統制に関してドキュメント分析およびの整備のソリューション分野において実績のある株式会社クレッシェンド社と協業することで、上記の1~3を包括的にカバーする業界初のスプレッドシート内部統制ソリューションとなる「SS SOXing」の開発にいたりました。
本ソリューションは、J-SOX法対応に限らず、EUC環境にあったスプレッドシートの内部統制に広く効果が期待されます。2社では、まず、内部統制への対応が逼迫する金融機関に向けた販売を開始します。また、その他の業界に対しても、順次、販売を行っていきます。
スプレッドシート内部統制ソリューション「SS SOXing」の構成
「SS SOXing」は、基本パッケージとなる「SS運用管理ソリューション」と、オプションの「SSドキュメント化支援ソリューション」から構成されます。
「SS運用管理ソリューション」は、「管理対象スプレッドシートの選定支援」および「新版管理と証跡管理」の機能を持ちます。
販売計画
価格:
- 基本パッケージ:最小構成(管理対象50ブック、利用者数10人)で2,000,000円(税別)~
(ファイルサーバ等の機器は既存の資源を活用し、顧客による実装の場合)
- ドキュメント化支援ソリューション(オプション)
出荷時期:2008年10月上旬予定
販売目標:発売開始から3年間で500システム
「SS SOXing」各機能の主な特長
1.「SS運用管理ソリューション」(基本パッケージ)
(1.1)管理対象とするスプレッドシートの選定支援
膨大な数のスプレッドシートの中から管理対象のスプレッドシートとして選定された経緯や判断基準を明確にする必要があります。また、管理対象とするということは、ドキュメントの整備や動作検証およびアクセス・変更管理までを伴うものと考えられるため、相応の運用コストがかかってきます。従って、当該スプレッドシートの有するリスクの程度を評価して選定することが必要となります。このリスクの評価は、シート間の連携機能やマクロ機能など構造的な複雑さと、誤りが発生した場合の影響度(金額など)などをベースにして行うことが公認会計士協会等から提案されています。
「SS SOXing」の「管理対象スプレッドシート選定支援」の機能により、外見的には簡単に把握できない機能的な複雑さを、分析ツールによって簡単に収集することができます。利用者は機能的な複雑度情報に加え金額的な影響度等を加味して、管理対象として選定した基準を残すことができます。また、機能的な複雑度情報は、後述のドキュメント化支援ソリューション(オプション)における対象ドキュメント候補の絞込みに役立ちます。
(1.2)新版管理・証跡管理
(1.2.1)新版管理
スプレッドシートは現場の業務仕様などに応じて改善や変更がなされるのが一般的で、EUCが定着した大きな理由でもあります。しかし、複製や自由な改造を行うと、適切なスプレッドシートがどれなのか管理できなくなります。
利用者に最新のスプレッドシートを使用させる方法としては、スプレッドシートをWebポータルサービスとして提供するアプローチもありますが、構築費用が非常に高くなります。これに対し、「SS SOXing」では構築コストを抑えるために、従来同様に利用者PC上に置いてスプレッドシートを管理させる簡易な仕組みを提供しています。
利用ライブラリ(注6)として提供されるスプレッドシートは、適切なアクセス権が設定されたファイルサーバ上にアップロードされます。「SS SOXing」では、運用スタイルに応じてダウンロード形態/ダウンロード禁止形態の2通りの利用形態を可能としています。
(1.2.2)証跡管理
スプレッドシートは、マニュアル統制とIT統制(注7)の中間に位置するといわれています。すなわち、入力値が正しく行われ、演算が行われ、その結果が正しく反映されているということを、証拠として保存しておくことが監査として求められます。また、証拠として残すことが意図的な改竄等の抑止にも繋がります。
また、内部統制において整備状況の評価の一環として、演算が正しく行われていることを定期的に検算し、その結果が正しいことを証拠として残しておくことも有意義です。
「SS SOXing」では、スプレッドシートの登録時にこれらの証跡を自動的に取得するかどうかを宣言できます。
取得した証跡ログを分析することによって、管理対象のスプレッドシートの運用が適切であるかどうかの判断に役立ちます。
上記 新版管理・証跡管理 については、OKIコンサルティングソリューションズより特許出願中です。
2. 「SSドキュメント化支援ソリューション」(オプション)
スプレッドシートはEUCで構築された背景から、ドキュメントが整備されていないものが多いといわれます。作成者が存在する場合は、標準的なドキュメント仕様に沿って準備するのも可能と考えられます。しかし、作成者が不在のまま長年にわたって引き継がれ、しかも、高度な活用が行われているケースもあると予想されます。
本ソリューションは、何れのケースにおいても、自動的に作成できる範囲のドキュメントをツールで作成することで、ドキュメント化作業を支援するものです。
現在、自動的に作成予定のものは、次のとおりです。
- Book(注8)概要
- マクロの一覧
- シート毎の関数の数と一覧
- シート内リンク情報
また、ドキュメントが準備できても、動作確認のためのロジックの検証や試験仕様までを自部門に閉じて行うことは容易ではありません。このため、ロジック検証や動作検証を第三者機関に委ねる必要があることも予想されます。この分野で多くの実績を有するクレッシェンドが対応します。
動作環境
1. ファイルサーバ
OS:Windowsサーバ など一般的なファイルサーバ
2. 管理者・利用者PC
OS:Windows NT/2000/XP/Vista
3. Excel版数
Excel97/2000/2002/2003/2007
「SS SOXing」では、既存のファイルサーバやPC環境を利用することを念頭においております。
構築トレーニング
ユーザ自身でのシステム構築も想定し、構築トレーニングを用意しています。
OKIコンサルティングソリューションズについて
社名 :沖コンサルティングソリューションズ株式会社
本社 :東京都港区
社長 :前田 裕
設立 :2002年4月
資本金 :6000万円 (出資:沖電気工業株式会社 100%)
事業内容:ネットワークソリューションやセキュリティに関わるコンサルティング
システムインテグレーションにおける専門的マネージメント業務
およびコンサルティング、情報通信分野に関連する産業動向や
技術動向のリサーチ
URL : http://www.okiconsulting.com/
クレッシェンドについて
社名 :株式会社クレッシェンド
本社 :東京都荒川区
社長 :村中 直樹
設立 :2001年7月
資本金 :1000万円
事業内容:Excelベースの情報システムの企画・開発・運用。
基幹システムから日常使用するツールまで大小600以上のExcelシステムを
手がけ、この分野ではトップクラスの実績を誇る。
URL : http://crescendo.jp/
用語解説
注1:日本版SOX法(J-SOX法)
金融商品取引法の一部として2006年6月に制定され、2008年4月から施行。財務諸表の正確性を担保することを目的する。経営者は内部統制の構築とその有効性についての評価を実施し、さらにその結果を外部監査人が評価することを求められる。
注2:スプレッドシート
数値データの集計・分析に用いられる作表アプリケーションソフトウェア。 Microsoft® Office Systemに含まれるExcelが代表的なもの。
注3: FISC(The Center for Financial Industry Information Systems)
金融情報システムセンター。金融庁所管の財団法人。1984年、金融機関、保険会社、証券会社、コンピュータメーカー、情報処理会社等の出捐によって設立された機関で、システム監査指針を出している。
注4 :EUC (End User Computing)
企業内で、コンピュータシステムを利用して現場で実際に業務を行なう者(エンドユーザ)が、自らシステムの構築や運用・管理に主体的に携わること。Excelなどの利用はその典型。事務の効率化に効果がある。一方で、全社レベルの基幹システムとの整合性や全体での最適化などへ問題が生じる可能性があり、内部統制で注意が必要となる。
注5:マクロ
ワープロソフトや表計算ソフトなどで、特定の操作手順をプログラムとして記述して自動化する機能で、よく使う処理をマクロとして保存しておけば、必要なときに誰でも簡単に実行できる。
注6:ライブラリ
汎用性の高い複数のプログラムを再利用可能な形で一つのファイルにまとめたもの。ここでは管理対象として提供されるスプレッドシート群を指す。
注7:マニュアル統制とIT統制
システムが分断されていて、しかもシステム間の連携を必要とする場合、データの受け渡しを人手(マニュアル)で行うことになる。人手で行うと「ミスを犯しやすい」といったリスクが存在するため、それが大きなリスクである場合にはそれを避けるための統制が求められ、マニュアル統制と言う。一方、システム間の連携をITによって自動連携している場合は、一旦正常な動作が確認された後、ソフトの変更がない限り信頼できるものでIT統制という。Excelのスプレッドシートには、マクロ等により高度な自動計算の機能を持たせることが可能であり、マニュアル統制とIT統制の中間の形態に位置づけられる。
注8: Book
Excelで扱うまとまった単位で、一つ以上のシートからなる。
*沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称をOKIとします。
*沖コンサルティングソリューションズ株式会社は、通称をOKIコンサルティングソリューションズとします。
*SS SOXingは、沖コンサルティングソリューションズ株式会社の商標です。
*Microsoft、Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、商品名は、一般に各社の商標または登録商標です。
概要: 沖電気工業株式会社
OKIグループは2006年11月、創立125周年を機に、社名の表記および呼称を漢字の「沖」から「OKI」へと統一、世界に認知されるグローバル企業をめざし、あらたなスタートを切りました。同時にブランドスローガン「Open up your dreams」を定めました。このスローガンには、世界の人々の夢や希望が現実のものとなる「e社会」の実現をめざすという想いを込めています。グローバル企業実現に向け、OKIグループでは、2010年度に海外売上高比率を2006年度の36%から50%にすることを具体目標として掲げています。また、注力地域である中国では、2010年度の売上高比率10%を目標としています。「e社会(R)」の実現をとおし、世界に認知されるグローバル企業をめざします。
詳細はこちらからご覧ください。 http://www.oki.com/jp/
お問合せ先:
報道関係からのお問合せ先
OKI
広報部 村川 健一
TEL:03-5403-1247
E-mail:press@oki.com
クレッシェンド
代表取締役社長
村中(福本/村上)
TEL:03-5834-0461
E-mail:info@crescendo.jp
お客様からのお問合せ先
OKIコンサルティングソリューションズ
TEL:03-5445-6016
E-mail:SS-SOXing-info@oki.com
URL: http://www.okiconsulting.com/
クレッシェンド
第1グループ「SS SOXing」担当
E-mail:soxing@crescendo.jp
Friday, September 12, 2008 11:04:54 AM
Source: 沖電気工業株式会社 (ZOBEX: OKIG) (XETRA: OKIG) (EUREX: OKIG) (TSE: 6703) (LSE: 6703q) (PK: OKIEF)
From the Japan Corporate News Network
http://www.japancorp.net/japan
トピック: Corporate Announcement
セクター: IT・テクノロジー
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